この記事について
学べること:
- 手持ちの音楽コレクションをDISCOに取り込む
- InboxとBriefを設定して、音楽が1か所に届くようにする
- 届いた新しい音楽を整理する
- 自分のライブラリと他のDISCO Catalogを検索する
- クライアント向けのリストを作り、目印を付けて共有する
- 進行中と終了したプロジェクトを整理する
- チームで作業を分担する
コレクションを取り込む
DISCOはもともとミュージックスーパーバイザーが、ミュージックスーパーバイザーのために作ったツールです。今週届いた応募作品だけでなく、コレクション全体が入っているときに最も役立ちます。まずは、ハードドライブ、BoxやDropbox、古いダウンロードフォルダにあるものから始めましょう。
- Bulk Uploader(一括アップローダー):ハードドライブや大規模なアーカイブには、Bulk Uploaderを使います。ファイルを含む最下層のフォルダごとに1つのプレイリストが作成され、処理はバックグラウンドで進みます。
- BoxとDropbox:Playlist Creator(プレイリストクリエイター)から、フォルダを直接取り込めます。
- Save to DISCO(DISCOに保存):プレイリストやCatalogが共有されたら、ダウンロードせずにトラックをそのままご自身のアカウントに保存できます。
ミュージックスーパーバイザープランには自動タグ付けが含まれるため、取り込んだトラックには、手作業でタグを付けなくても、ジャンル、ムード、テンポ、楽器などの検索できるタグが付きます。
まずInboxとBriefを設定する
音楽の多くは、レーベル、音楽出版社、シンクエージェント、作曲家から届きます。初日からInboxを使えるようにして、音楽がメールではなくDISCOに届くようにしましょう。
- Inboxのリンク:どのInboxにもアップロード用URLがあります。メールの署名とブリーフのテンプレートに入れておけば、音楽を送る人は送り先に迷いません。送る側にDISCOアカウントは必要ありません。
- Team Inbox:ほとんどのチームは、Team Inboxが1つあれば十分です。
- カスタムInbox:忙しい場合は、テレビシリーズや映画など長期の案件用にカスタムInboxを追加すると、その案件の音楽が最初から仕分けされた状態で届きます。ファイル形式や必要なステムなどの指示を追加でき、送る側はアップロードのときにそれを確認できます。数は少なく保ちましょう。広告のブリーフごとにInboxを作ると、すぐに散らかります。
- Briefs(ブリーフ):用途、メディア、期間、ムード、リファレンス、締め切りを書いて、コンタクトやMailing List(メーリングリスト)にBriefを送信します。応募作品はBriefの中にプレイリストとして届き、送った人には受付確認のメールが送られ、Briefは締め切り日に締め切られます。1つの番組の複数エピソードなど、関連するBriefはProject(プロジェクト)にまとめられます。案件ごとの募集なら、以前はブリーフごとに作っていたカスタムInboxの役割を、BriefとProjectが担います。URLを割り当ててBriefを共有し、好きな方法で送ることもできます。
ブリーフは、ムード、年代、楽器編成、リファレンスを絞り込んで書きましょう。合わない応募作品が減ります。聴きながら気に入ったものをセレクト用のプレイリストに移していけば、それがその案件のリファレンスリストになります。
届いた新しい音楽を整理する
新しい音楽は、あとで見つけられてこそ役に立ちます。シンプルな手順:
- Inboxを定期的に聴き、残すものを、月別、ジャンル別、送り元別のフォルダを入れたNew Music Channelに入れる
- 新譜から気に入ったトラックで自分用のプレイリストを作り、ブリーフが届いたときにすぐ取り出せるようにする
- 連絡先のないトラックが届いたら「Comments」欄に連絡先を追加し、権利処理をしたいときに誰に連絡すればいいかわかるようにする
検索
DISCOには、ライブラリを探す方法がいくつもあり、多くの検索は複数の方法を組み合わせて使います。
- キーワード:検索は、タグ、メモ、文字起こしされた歌詞を含む、すべてのメタデータ項目が対象です。キーワードはAND条件で組み合わされ、マイナス記号を付けるとその語を除外できます。例:
driving -vocal - フィルター:BPM、年、ジャンル、その他の項目で絞り込みます。検索の対象には、デフォルトではInboxは含まれません。まだ整理していない応募作品を検索するには、フィルターでInboxを追加してください。
- Similarity Search(シミラリティ検索):リファレンストラック、YouTubeのリンク、またはトラックの特定の箇所から、最もサウンドが近いトラックを見つけます。ミュージックスーパーバイザープランに含まれ、自動タグ付け済みのトラックが対象です。
- 波形:盛り上がり、ドロップ、ブリッジなど、各トラックの構成がひと目でわかるため、必要な部分にすぐ移動できます。
- 過去の仕事:候補に選んだトラックは、案件名や作品名を付けたプレイリストに保存されています。それらのプレイリストを検索すれば前回の続きから始められ、どのトラックも、開けばそのトラックが含まれている他のプレイリストをすべて確認できます。
他のDISCO Catalogから音楽を探す
多くのレーベル、音楽出版社、シンクエージェンシー、プロダクションライブラリがDISCO Catalogを運営しています。ライセンサーからリストが届くのを待たなくても、いつでも、ブリーフの予算の範囲で、自分で探せます。
- 検索ページで「Source」フィルターをオンにすると、Easy Accessに参加しているCatalogのトラックも結果に含まれます。Source列に各トラックの出どころが表示され、Similarity Searchやフィルターもそのまま使えます。
- Discover Musicでは、Catalog単位で閲覧し、よく使うCatalogをお気に入りに登録し、承認が必要なCatalogにアクセスをリクエストできます。
- 各結果には、トラックのメタデータとライセンスの連絡先、元のCatalogへのリンクが表示されるため、権利者に直接連絡できます。
- オリジナルの録音が手の届かないものなら、同じ曲の別の録音を探してみましょう。別バージョンのほうが権利処理しやすいこともあります。
- Catalogから、トラック単位でもプレイリスト単位でもご自身のDISCOに保存でき、自分の音楽と同じように扱えます。
詳しくは、DISCO Catalogを見つけるとDISCO Catalogの使い方:ミュージックスーパーバイザー向け検索のヒントをご覧ください。
クライアント向けのリストを作る
チームでは、各メンバーが検索してブリーフ用の候補プレイリストを作ります。その後、1人がそれらを確認して、クライアント向けの最終リストを作ります。
- 最終プレイリストにはクライアント名とプロジェクト名を付け、保存するときにClient Versionをオンにして、クライアントに送ったリストと社内の候補リストを分けます。
- Playlist tagsで、より大きな単位でもまとめます。Netflixなどのネットワークやスタジオ名を付ければ、複数の作品にまたがってそこで手がけた仕事をすべて確認でき、映画やシリーズのタイトルを付ければ、1つの作品のリストをすべてまとめて呼び出せます。
- 広告の仕事では、リストの中身を伏せる必要があることもあります。Alias Metadata(エイリアスメタデータ)を使えば、実際のメタデータを変えずに、クライアントに表示されるトラック名とアーティスト名を変更できます。
- Section(セクション)を使って、シーン別や予算別などに候補をまとめます。
クライアントと共有する
共有の方法によって、後からわかることと、音楽がどれだけ守られるかが変わります。
- 「Copy link」:最も手軽ですが、誰が聴いたかの記録は残りません。
- DISCOからメールで送る、または「Assign a URL」:相手ごとに、どのトラックをストリーミング、ダウンロードしたかがわかります。クライアントが何度も再生しているトラックを見れば、クリエイティブの方向性がどこに向かっているかがわかります。
- リンクの有効期限とパスワード:リストを公開しておく期間と、開ける人を制限します。
- ストリーミングのみ:ファイルをダウンロードされたくない場合は、「Content Settings」でオンにします。
すべてのオプションについては、共有時のセキュリティ機能をご覧ください。
プロジェクトを整理する
多くのミュージックスーパーバイザーに合うChannel構成:
- プロジェクトごとのフォルダを入れ、その中にBrief、応募作品、候補リスト、クライアント向けリストのサブフォルダを作ったActive Projects Channel
- 残しておきたい新しい音楽用のNew Music Channel
- 案件が終わったら、そのプロジェクトのフォルダを移すArchive Channel
プロジェクトのものがすべて1つのフォルダにあるので、アーカイブは1回の移動で済み、次のブリーフのときにも検索できます。その他の構成例は、Channelの整理例とヒントをご覧ください。
チームで作業する
チームでは、ミュージックスーパーバイザーが試聴と判断に時間を使えるように、作業を分担します:
- コーディネーターは、新しい音楽を取り込み、メタデータを確認し、タグを付けて整理し、Briefを送り、新しいブリーフの最初の検索を行います。
- ミュージックスーパーバイザーは、候補リストを確認し、クライアント向けの最終リストを作って送ります。
- 全員が同じChannelとInboxで作業するので、ファイルを転送する必要がなく、メンバーが追加していくにつれて候補リストができていく様子も確認できます。
- DISCOアプリなら、監督やクライアントとの通話中にトラックを探して再生できます。
ミュージックスーパーバイザープランは1つのユーザーシートから始まり、チームのメンバーごとにシートを追加できます。
参考資料
- DISCOでブリーフを作成して応募作品を受け取る
- DISCO Catalogを見つける
- DISCO Catalogの使い方:ミュージックスーパーバイザー向け検索のヒント
- DISCOで検索する方法
- DISCOでのシンク:クイックスタートガイド
- DISCO Crash Course
- DISCOアプリをダウンロード
- ご不明な点は、アプリ内のチャットまたはsupport@disco.acまでお問い合わせください
他のミュージックスーパーバイザーのDISCO活用法
- ミュージックスーパーバイザーのJackie WestfallがDISCO Discovery Suiteで隠れた名曲を2曲見つけた方法(英語)
- VolkswagenがMultiDISCO Searchでドゥーワップの名曲を見つけた方法(英語)
- NeophonicがDISCOでクリエイティブな仕事の時間を増やす方法(英語)
- Deutsch LAのミュージックディレクターがDISCOで何日分もの時間を節約した方法(英語)
- Becca Gatrellが語る『Feel Good』の選曲(英語)
- ミュージックスーパーバイザーとシンクの検索で歌詞が重要な理由(英語)
まとめ
コレクションを取り込み、音楽が届きそうなところすべてにInboxのリンクを載せ、届いた新しい音楽はすぐに整理する。過去の候補リスト、Brief、クライアント向けリストがすべてDISCOにあれば、新しいブリーフはいつも、これまでに見つけたすべての音楽から始められます。
